観光名所ネタ
2024.05.20
かつて愛知県東加茂郡に属していた町であり、愛知県で初めての国の重要伝統的建造物群保存地区(通称:重伝建)に選定された「足助の町並み」。尾張・三河から信州を結ぶ伊那街道(中馬街道)の重要な中継地にあたり、物資運搬や庶民通行の要所として栄えた商家町です。重要な交易物であった塩はここで詰め替えられ、「足助塩」「足助直し」と呼ばれました。安永4年(1775)の大火で町並みの大部分は焼失しましたが、防火のために漆喰で軒先まで塗り固めた塗籠造りの町家が残り、江戸時代後期から明治末までの面影を今に伝えています。
「足助の町並み」である豊田市足助伝統的建造物群保存地区は、江戸時代以来の重厚な町家を多く残し、平入と妻入の入り交じる街道沿いと、川に張り出した座敷家の建ち並ぶ川沿いとが、変化に富んだどこかノスタルジックな景観を作り出しています。物資の流通によって近世から近代にかけて栄え、山間部に成立した商家町の姿を後世に残しています。
足助では毎年イベントが開催されており、伝統的な祭りや日本特有の鮎釣り、紅葉を楽しむ「香嵐渓もみじまつり」など多種多様なイベントが開催されています。その中でも足助の2大イベントは『中馬のおひなさん』と『たんころりん』です!
中馬のおひなさんは、2月中旬から3月中旬の1ヶ月間行われます。
「足助観光協会」「本町区民館(土びな会場)」「足助中馬館」を拠点として、足助の古い町並みに並ぶ民家や商家に古くから伝わるおひなさんや土びな(土人形)を玄関先や店内に華やかに飾り、道行く人々に町並み散策を楽しんでいただこうと始まった足助の大きなイベントのひとつである『中馬のおひなさん』。公営駐車場や協力店舗に置いてある『おひなさんマップ』を見ながら、おひなさん巡りを楽しんでいただく足助に春を呼ぶイベントです。中馬のおひなさんは、2月中旬から3月中旬の1ヶ月間行われます。
足助のもう一つの大きなイベント『たんころりん』は、8月上旬から15日の日没後、古い街道沿いにたんころりんを並べ、火の灯りが町並みを照らし出します。6月の夏至前後には8月の本開催に先駆けで一夜のみ灯りをともす「キャンドルナイト」も行われます。
『たんころりん』とは、竹かごと和紙で作った円筒形の行灯のことで、『たんころりん』というかわいらしい名前は灯りの元となる『ひょうそく』という道具の形がひょうたんの形に似ていることからその昔、『ひょうたんころりん』とか『たんころ』と呼ばれていましたが、今ではこの竹かごとひょうそくをひっくるめて地元住民から『たんころりん』と呼ばれています。
そしての足助の秋の風物詩が『香嵐渓』の紅葉。
年によって多少前後しますが、11月中旬から下旬が見頃です。人気の紅葉スポットは「香積寺」「待月橋」「吊り橋」「もみじのトンネル」の4つ。
香嵐渓にある高さ約254mの小さな山「飯盛山」は、山頂までは3ルートあり香積寺からのルートは、香積寺から山頂までは約20分で紅葉を見ながらハイキング気分で登れる山です。登山道は比較的人が少なく、紅葉をじっくりと楽しみたい方にオススメ!
また、例年11月の約1か月間の日没から午後9時までは、夜間のライトアップも行われています。昼間とは違った幻想的な雰囲気もお楽しみください。
名 称
足助(香嵐渓)
住 所
444-2424 豊田市足助町宮平34-1(豊田市足助観光協会)
営業時間
9:00~17:00(豊田市足助観光協会)
※施設は各施設にお問い合わせください
定 休 日
木曜日(豊田市足助観光協会)
※施設は各施設にお問い合わせください
W E B
電話番号
0565-62-1272