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観光名所ネタ

2023.06.01

【八幡堀】風情ある景観が魅力!商人の発祥と発展を築いた運河

『八幡堀』は琵琶湖畔の水郷のまち近江八幡にある古い運河です。天正13年(1585年)に豊臣秀吉の養子であった秀次が八幡山の麓に城を築いて開町をしたところからはじまります。人や物そして情報を集めるために琵琶湖を往来する荷船をすべて八幡に寄港させようとこの運河を設けたといいます。さらに規制を緩和し自由に経済が回せるようにするための楽市楽座制を実施することで城下町を活気づけたそうです。

昔の人々の努力の末に蘇った風情ある町並み

交通路や生活の場として長らくその役目を果たしていた『八幡堀』ですが、生活スタイルが変わりだした昭和30年代にもなると忘れられた存在になり無用の長物から公害源にまでなっていました。昭和47年に近江八幡青年会議所が「我々が存在するのも八幡堀があったからであり、観光目的としてではなくまちの歴史が詰まった堀を守らなければならない」という思いで復元を呼びかけたそう。

そして市民と行政が協力し連携をとりながら少しずつ回復を遂げ、今では趣のある風景が戻り時代劇の撮影の場ともなっています。江戸時代の面影を色濃く残す『八幡堀』周辺の景観は一歩足を踏み入れるとまるで時代劇に迷い込んだかのような気分に浸れます。

年間を通じて多くのロケが行われているのでタイミングが良ければ撮影現場に遭遇するかも。静かな水路とその水路沿いに連なる柳の樹々は白壁の土蔵群に映え、努力の末蘇った水路には屋形舟が浮かびます。風情な『八幡堀』の景色は重要文化的景観にも選定されているほど。日々の喧噪を忘れ、ゆったりとした気分で遊びに行ってみてはいかがでしょう。

『八幡堀』を開いたおかげで盛んになった城下町。今もグルメは日々進化し続け、古今東西から訪れる観光客を魅了し続けています。一度は食べておきたい日本三大和牛の近江牛を扱うお店はたくさんありますよ。

  • 名 称

    八幡堀

  • 住 所

    滋賀県近江八幡市宮内町

  • W E B

    https://www.omi8.com/

  • 電話番号

    0748-33-6061 (近江八幡北口観光案内所)