観光名所ネタ
2023.06.01
「おごと温泉」は旧国・近江国、現在の滋賀県大津市にある温泉地。その歴史は1200年と古く、滋賀県下最大の温泉地として今日まで愛されてきました。929年創業の老舗『湯元舘』をはじめ9軒ほどの旅館・ホテルが点在していますが、源泉を使用したお湯を引いているというこだわりようで、どこを選んでも正真正銘の温泉が楽しめるのはポイント。
泉質はph値9.0と高いアルカリ性単純温泉で、神経痛・筋肉痛・冷え性や疲労回復などに良いとされます。入浴後の肌質がなめらかになるのも特徴で、女性を中心にして喜ばれています。近年は各旅館経営者の改善努力のおかげで宿泊客も増えている。
その昔8つの頭を持つ大蛇が棲んでいたと言われており、寝床にしている谷には池がありました。その池は病気に効くとされ、村人は念仏を唱えながら賽銭を投げ入れたそうで“念仏池”と呼ばれるようになりました。
その池には地下水が絶え間なく湧き出していて、飲めば難病すら癒し、地底の泥を塗れば皮膚病などが治ったという話もあるほど効能に優れていたんだとか。大正時代にはそれがラジウム高鉱泉であることが判明し、温泉の開発が始まったそうです。
村人が命を懸けてでも入りたかった大蛇の棲む“念仏池”が「おごと温泉」のはじまりだとしたら、とても体が元気になりそうです。
また温泉からの景色も見物。「おごと温泉」の宿は比叡山の山麓沿いに建てられているため、琵琶湖を眺望することができるんです。良いお湯に良い景色、これは堪能するしかありません!
名 称
おごと温泉
住 所
滋賀県大津市雄琴1丁目2-17(おごと温泉観光公園)
W E B
電話番号
077-578-3750(おごと温泉観光公園)