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観光名所ネタ

2023.12.01

【豊田市美術館】全体がひとつの作品のような美術館

1995年に誕生した、旧挙母藩の城である七州城の跡地にある美術館。豊田市の市街地を一望できる高台に建つ美術館には、20世紀美術とデザインを中心に、国内外問わず幅広い作品が収蔵されています。作品に合わせた空間を作ることで、作品自体の魅力を最大限に引き出す展示室も魅力ポイントです。

他の美術館とは異なり、斬新な企画展やギャラリーツアー・子ども向けのプログラムを多数開催していることで有名。

また美術館の敷地の西側には、美術館の敷地一帯が「童子山」と呼ばれていたことから名付けられた茶室「童子苑」があり、四季折々の自然豊かな風景を楽しむことができます。美術館で作品を楽しんだ後は、レストランや茶室で作品に想いを馳せながらゆっくりとした時間を過ごしてください。

そして人気なのがミュージアムショップ。オリジナルグッズの販売の他、公式ガイドブックや美術本など美術館のこれまでの刊行物を多数取り扱っています。他ではお目にかかれない個性的なデザインが発見できるかもしれないし、開館当時の刊行物も取り扱っているため、ずっと探していた本が見つかるかもしれません。

手がけたのは美術館建築の名高い谷口吉生氏

写真左:豊田市美術館(彫刻テラス)写真右:豊田市美術館一歩亭
鉄とガラスのシンプルなモダニズム建築が施された豊田市美術館は、ニューヨーク近代美術館新館など様々な美術館を建築したことで知られる谷口吉生氏が手掛けており、白を基調とし自然採光を取り入れた展示が特徴的な館内では、展示室の隙間から別の展示室の中の様子が僅かに見えたり、高台の立地を活かして順路の途中の廊下から豊田市の眺望が見えるようにするなど、他の美術館にはない意外性がある美術館です。

さらに美術館の周りには人工池があり、美術館が水面に映る光景もひとつの作品のような雰囲気があります。このように空間や演出など作品だけでなく、館内・館外全体の細部にまでこだわりが詰まっている豊田市美術館自体が、ひとつの美術作品であるかのような洗練された空間が広がっており、まさに「日本でいちばん美しい美術館」であるといえるでしょう。

  • 名 称

    豊田市美術館

  • 住 所

    471-0034 愛知県豊田市小坂本町8-5-1

  • 営業時間

    10:00~17:30

  • 定 休 日

    月曜日(祝日は除く)

  • W E B

    https://www.museum.toyota.aichi.jp/

  • 電話番号

    0565-34-6610